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働きながら認定薬剤師は取れるのか

2026年8月11日

働きながら認定薬剤師は取れるのか

「認定を取りたい」と思ったとき、最初に立ちはだかるのは試験ではありません。いまの職場で条件を満たせるかどうかです。ここを先に確認しないと、途中で止まります。

認定と専門は、ハードルの種類が違う

認定薬剤師は、研修の受講と実績の積み上げが中心です。単位を集めることが主な作業なので、転職せずに始められます。時間の確保さえできれば、いまの職場のまま進められることがほとんどです。

専門薬剤師はここが変わります。施設要件や症例数が絡むため、いまの職場では原理的に届かないことがあります。症例が集まらない、指導者がいない、施設が認定されていない——努力の問題ではなく、条件の問題です。

だから順番としては、まず自分の職場が要件を満たしているかを調べる。話はそこからです。

「取れるか」より「取ったあと変わるか」

もう一つ、先に確認しておく価値があるのがこちらです。

資格を取っても、手当も役割も変わらない職場があります。院内・薬局内で認定を持っている人がどう扱われているかを見てください。担当が変わったか、手当が付いたか、発言の通り方が変わったか。

何も変わらないようなら、その資格は「いまの職場のため」ではなく、「将来動くときのため」と割り切って取ることになります。それはそれで正しい判断です。ただ、期待の置き場所を最初から間違えないほうが、続きます。

時間の作り方は、資格より先の問題

働きながらの取得で一番効くのは、意欲より時間の確保が仕組みになっているかです。

  • 研修参加が勤務扱いになるか、休みを使うことになるか
  • 受講料の補助はあるか
  • 週にどれくらい、まとまった時間が取れるか

このあたりが整っていない職場で気合いだけで始めると、たいてい途中で止まります。逆に、制度として整っているなら難易度は一段下がります。

資格の前にできること

資格を目指すのが重すぎるなら、先に役割を増やす方が早いことがあります。

勉強会の担当、実習生の指導、委員会活動(病院なら感染対策やNSTなど)、在宅の立ち上げ——コツは、やりたい仕事を探すより人手が足りていないところを狙うことです。志願者が少ない領域なら、手を挙げると任されやすくなります。「面白そうだから」より「人手が足りていないので」の方が、通りやすいことがあります。

そしてこれらは職務経歴として残ります。資格ほど分かりやすくはありませんが、転職なしで仕事の中身を変えられる近道です。

本記事は情報提供であり、資格の取得や特定の進路を保証・推奨するものではありません。認定・専門薬剤師の要件は各学会・団体の定めによるため、最新の要件は必ず公式情報でご確認ください。

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