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薬剤師の職場5つを比べる

2026年11月7日

薬剤師の職場5つを比べる

いまの職場に迷いがあっても、ほかの職場の実際が分からなければ比べられません。この記事では、薬剤師の主な職場を、人数の分布と仕事の中身から整理します。

まず全体の分布を見る

厚生労働省の統計によると、2024年12月31日時点の届出薬剤師は329,045人です。主な従事先は次のとおりです。

  • 薬局: 197,437人(60.0%)
  • 病院: 57,595人(17.5%)
  • 医薬品関係企業: 34,184人(10.4%)
  • 診療所: 5,695人(1.7%)

医薬品関係企業の中には、製薬会社などの製造販売業・製造業(24,102人)、店舗販売業(5,090人)、卸売販売業(4,959人)が含まれます。統計の区分は求人の職種と一致しないので、ドラッグストアや在宅で働く人の数は、この数字からは分かりません。

出典: 厚生労働省「令和6(2024)年 医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」

病院

入院患者さんの薬物療法に、検査値やカルテを見ながら関わります。医師や看護師と話す機会が多く、チームの中で判断を求められる場面があります。

夜間の体制は職場によって大きく違います。当直かオンコールか、病棟にどれだけ上がれるかは、求人票の言葉だけでは分かりません。

調剤薬局

外来の処方箋を受け、服薬指導を通じて患者さんと継続して関わります。働き方を左右するのは、処方元の診療科と1日の処方箋枚数です。同じ調剤薬局でも、門前と面分業では、扱う薬も患者さんとの関わり方も変わります。

ドラッグストア

調剤に加えて、市販薬の相談や売り場の業務があります。調剤の経験をどれだけ積めるかは、店の処方箋枚数で変わります。店長やエリア職に進むと、薬剤師としての業務が減ることもあります。

在宅

患者さんの自宅や施設を訪問し、暮らしの中で服薬を支えます。独立した職場というより、薬局の仕事の一部として担うことが多い働き方です。居宅中心か施設中心かで仕事の中身が変わり、オンコールの有無も職場によって違います。

企業

製薬会社、CRO、卸など、患者さんと直接関わらない仕事が中心です。職種ごとに求められる力がかなり違うので、企業で働く薬剤師の仕事を先に読むと判断しやすくなります。

比べるときの3つの軸

職場の名前だけで選ぶと、入ってから想像と違うことがあります。次の3つで比べてみてください。

  • 一番長く向き合う相手: 患者さん、医師や看護師、同僚、文献のどれか
  • 夜間と休日の負担: 当直、オンコール、シフトの組み方
  • 3年後に残る経験: 病棟、在宅、管理薬剤師、DIなど

どの働き方が自分に近いかは、10問の診断で整理できます。転職をすすめる診断ではなく、いまの職場を続けるという結果も出ます。

本記事は情報提供であり、特定の職場や求人を推奨するものではありません。掲載内容は一般的な傾向であり、実際の条件は求人ごとに異なります。

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