転職エージェントを使う前に知っておきたいこと
2026年11月7日
転職エージェントを使う前に知っておきたいこと
転職エージェントは便利なサービスです。ただ、仕組みを知らないまま使うと、急かされていると感じたり、断りにくくなったりすることがあります。
このサイトには、転職サービスの広告が載ることがあります。そのことも踏まえて読んでください。
なぜ無料で使えるのか
薬剤師向けの転職エージェントは、求職者は無料で使えて、採用が決まった職場が紹介手数料を払う形が一般的です。手数料の扱いは事業者が説明することになっているので、登録するときに確かめてください。
つまり、エージェントの収入は入職が決まって初めて発生します。このこと自体は悪いことではありませんが、「いまは動かないほうがいい」とは言いにくい立場でもあります。動くかどうかの判断は、自分の手元に残しておいてください。
守るべきルールがある
職業紹介事業者には、職業安定法に基づく指針で、次のルールがあります。
- 「就職お祝い金」などの名目で、社会通念上相当と認められる程度を超える金銭等を提供して、求職の申し込みを勧めてはいけません(2021年4月から)
- 自分の紹介で無期雇用で就職した人に、就職した日から2年間は転職を勧めてはいけません
「登録するだけでお祝い金」のような誘いがあれば、いったん立ち止まってください。
出典: 厚生労働省のリーフレット
事業者のことは自分で調べられる
厚生労働省の人材サービス総合サイトでは、職業紹介事業者について次のことを確かめられます。
- 紹介で就職した人の数
- そのうち6か月以内に離職した人の数
- 手数料に関する事項
- 返戻金制度の有無や内容
許可を受けた事業者かどうかも、ここで確かめられます。ただし、早期に離職した人の数は職種や業界で事情が違うので、厚生労働省も参考情報の一つとして見るよう案内しています。
出典: 厚生労働省「職業紹介事業者を利用するときに知っておきたいこと」
使うときのコツ
- 変えたいことの順番を伝える: 「夜間の負担を減らしたい。年収は維持できれば十分」のように伝えます
- 時期を正直に伝える: 「半年以内に決めたい」「まだ情報収集の段階」と言ってかまいません
- 連絡の手段と時間を決める: 勤務中に電話に出られないなら、最初に伝えます
- 求人票に無いことを聞く: 夜間の体制、処方箋枚数、離職の状況などです
- 断ってよい: 合わない求人は、理由を添えて断れば十分です
複数の社に登録すると比べられますが、そのぶん連絡も増えます。負担を見ながら決めてください。
使わなくてもいい場面
動く理由がはっきりしないときや、急いでいないときは、無理に登録しなくてかまいません。先に辞める前に確かめたい5つのことを読み、診断で方向を整理してからでも遅くありません。
本記事は情報提供であり、特定のサービスや職場を推奨するものではありません。制度の内容は変わることがあるので、最新の情報は公式の資料でご確認ください。